盛り上がるようなくせ毛のタイプを「縮毛」といいます。
先天的くせ毛のタイプの1つで、生まれつきの遺伝によるものですね。

縮毛矯正してもさ~。まっすぐにならないよ~。すぐうねうねするしさ~。
それに、縮毛矯正しても根元がモワモワするの~。
なんでかな~。。。
先天的くせ毛の中でも縮毛タイプは、くせ自体を生かすことが難しいことが多いですね。。。美容室に行っても矯正をススメられるんじゃないかな~。
そんな縮毛タイプのくせ毛の特徴と、縮毛矯正について、美容師歴30年(約)ワタシのくせ毛は捻転毛タイプと波状毛タイプのミックス。な、オモロオンナが解説していきますね!
これを読むと、くせ毛の種類縮毛タイプについてと、縮毛矯正のホントのところがわかります!
くせ毛の特徴。縮毛タイプって?!
くせ毛には。。。
- 先天的くせ毛。。。4種類。
- 後天的くせ毛。。。加齢やホルモンバランスをはじめとするいくつかの原因によるうねり毛。

今回は、先天的くせ毛の中でも、縮毛タイプの特徴について。

- 根元からの細かいウェーブ。
- ウェーブ幅は小さい。
- 黒人のアフロヘアに近い。
- 細かいねじれ、ちぢれがみられる。
- らせん状に巻いてることもある。
- ゴワゴワした手触り。
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以上の特徴から、くせ毛そのものをいかして、カットだけでスタイルを作るのは難しいでしょう。
なんらかの事情があって、もしどうしても、カットでのスタイルにしたいときは、くせ毛専門の美容師さんに相談するのがいいと思います。料金はかなり高くなるとは思いますが、適切なアドバイスと特化した技術力をお持ちだと思いますよ!これからは、美容師も「特化した専門家」の時代です!
くせ毛の縮毛タイプを矯正する。どうなる?
くせ毛の中でも縮毛タイプは、矯正向きです。
後天的くせ毛も含めて、すべてのくせ毛に縮毛矯正はできます。基本的にウェーブが出るタイプのくせ毛はカットだけで、そのウェーブを生かすことができますが、
- ジリジリしている
- ボリュームがですぎる
- 根元からの強いくせ
といったタイプのくせ毛は縮毛矯正向きだといえるでしょう。
縮毛矯正をかけると、かけたところは半永久的にストレートを保ってくれます。
くせ毛の縮毛矯正。ホントのところ。
縮毛矯正の手順。
- 髪質、ダメージ、根元や地肌の状態に合わせて、専門の薬品1液によって、髪の結合(シスチン結合)を切り離し、やわらかくする。(軟化といいます)
- 各種必要なトリートメントを施しながら、1液をしっかり流す。
- 髪をよく乾かしてから、髪に適した温度でアイロンをして、さらにまっすぐにする。
- 2液を塗布して、切り離したシスチン結合をまっすぐな状態で、結びつける。
- 2液をよく流して、必要なトリートメントをして完成。
手順の中でも大事なのは、薬品1液による髪の結合の切り離しでしょう。
髪質や、ダメージ具合を見誤ると、クセが伸びずにストレートの効果が得られなかったり、逆に深刻なダメージにつながることも。
いわゆる普通のパーマなんかでも、1液の放置時間(ロッド巻いて、頭にキャップかぶせられてる時間)長すぎは、傷みに直結しますからね~
縮毛矯正のダメージ。
- 太い髪質の撥水毛と、細い毛質の吸水毛で大きく異なる。
- 先天的くせ毛の縮毛は、比較的太い髪質の撥水毛が多い。
- とはいえ、くりかえすと、ダメージは深刻になりやすい。
- 定期的なカットが必要。
ダメージに直結するのはまず、1液の作用の時ですが、太い毛質の撥水毛は、薬剤の浸透に時間がかかるので、ある程度強めの薬品を使って、短時間でシスチン結合の切り離しをしたほうがいいでしょうね。
あ。少し専門的な話になってしまいましたが、縮毛矯正をお願いする美容師さん選びは慎重にしたほうが良さそうですね~
縮毛矯正の料金は?
およそ ¥7000~¥20000くらいまでの価格帯が多いです。
価格の違いは何なのか?というと、そのお店の戦略とか、コンセプト、美容師さんの考え方のあらわれだと思います。
経験からいうと、あまりにも安い価格を打ち出している美容室は、予約制ではない場合もあり、予約制でないと、一度にお客様が集まりすぎて、スタッフがただこなすだけで精一杯になってしまうことにもなりかねないことがあります。
反対に高ければいいというものでもないでしょうが、料金はそのお店を知る一つの目安としてとらえましょう。
縮毛矯正にかかる時間は?
3~4時間はかかります。美容室の混雑具合では、もう少しかかってしまうことも。
これは、
- 縮毛矯正の薬品の浸透の早さ。
- 髪の量
で、縮毛矯正にかかる時間は大きく変わってきます。
硬い髪質の、髪の量も多い方は、長めの時間を想定しておくといいですね!
縮毛矯正はどのくらいもつの?
くせによってかなり違いはありますが、だいたい3ヶ月~1年です。
くせ毛のレベルでいうと、縮毛タイプはかなり強いくせ毛なので、2~3か月で、もう根元部分がこんもりと盛り上がるように伸びてきてしまい、根元のボリュームが気になってきてしまうと思います。

一度縮毛矯正した髪は、半永久的にストレートを保てますが、根元からはえてくるくせ毛に変わりはないので、それをどの程度気にするか?といったことで、個人差もありますよね。
あと、半永久的にストレートを保てるとは言え、しっかり縮毛矯正がきいていれば、の話ですよ。
もしかすると、縮毛矯正したはずなのに、数日したらまたクセが出てきた!ワタシのクセが強すぎるからかな。。。?ってことがあったとしたら、それは、縮毛矯正がちゃんとかかってないからですよ!そんなときは、やってもらった美容師さんに相談しましょう!
ストレートパーマと縮毛矯正の違いとは?
- ストレートパーマ。。。専用の薬品(1液)で、髪の結合を切り離してまっすぐにした髪を、専用の薬品(2液)で再び結び付けてまっすぐにする。
- 縮毛矯正。。。ストレートパーマと工程は同じ。髪の結合を切り離したあとに、アイロンによる熱処理でさらにまっすぐにしてから再結合することで、よりまっすぐにできる。
縮毛タイプのくせ毛は、くせ自体が強いのでストレートパーマではくせをまっすぐにすることはできません。
もっと弱いタイプのくせ毛、波状毛やかけたパーマを落とすに適しているのがストレートパーマと言えますね。
縮毛矯正した後に気を付けることは?
- 縮毛矯正した後、24時間はシャンプーを控えましょう。
- シャンプーした後はなるべく早く乾かす。
- 縮毛矯正後は、薬品の効き目がまだ残ることがあり、変なクセが付きやすいので4~5日はバレッタや細いゴムできつく縛るなどは控えましょう。
縮毛矯正はかなり髪に負担のかかる、強い薬を使っての施術になります。
これまで以上に髪の保護のために、一生懸命トリートメントに励みたいところですよね?でも、髪のダメージを避けるのに、本当に大事なのは、「シャンプー」なんですよ!
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まとめです。
- 先天的くせ毛の縮毛タイプの特徴は、きわめて強い細かいちぢれなので、くせをいかすのは、ほぼ不可能。
- くせ毛の縮毛タイプが知っておきたい、縮毛矯正の手順、ダメージ、料金について、かかる時間、矯正のもち、ストレートパーマとのちがい、気を付けること、など。
専門的な話もまじりましたが、ひとつの情報として書いてあります。
縮毛タイプのくせ毛は、定期的に縮毛矯正をしていかなければならないので、納得のいく料金と、美容師さんに出会うことが悩みのない矯正ライフには欠かせません!
良い出会いがありますように!
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