男性美容師の考えられる行く末と、若いうちから考えておく大事なこと。

サロン勤務くん
サロン勤務くん

男性美容師って、年齢が行くと、サロンで働けなくなるの?

転職、考えたほうがいいのかな?

美容室に行くと、年配の男性美容師って、少ないですよね。

いるとしたらその店のオーナーであったり、幹部職のマネージャーで、指名客しか担当しないとか。。。

この記事では、普通にのほほんと、サロン勤務を続けるわけにいかない?男性美容師の第2の人生について考えてみました。

書いている私はというと、

美容師歴30年以上のベテランで美容師を引退し、シナリオライターとして、ストーリー作成という文章を書く仕事にシフトチェンジしました。

シナリオライターってなに?

男性美容師が将来どうなっていくか考えられる行く末

長い美容師人生の中で、たくさんの男性美容師とも一緒に働いてきましたが、年齢が行くにつれその数は確かに減っていきました。

一番多くいた年齢層は、20代。

美容学校を卒業してまだ数年、仲間と会うことも多く、その消息は確実なものでした。

そして30代。

スタイリストデビューして活躍の頃です。

アシスタント時代にその過酷さから、脱落していく仲間もいて、乗り越えてスタイリストになった人は、ノリノリで仕事が楽しい頃。

反面、この年代で男性美容師は、自分の行く末を見つめなおす人が多いことも事実です。

  • 男性美容師は「この給料で結婚して、やっていけるのか。。。」
  • 女性美容師も結婚して、仕事から離れる人も。

30代で一念発起して独立開業する男性美容師もいれば、

それまでに美容師の仕事に違和感を感じていた人は、転職も視野に入れる人も出てきますね。

男性美容師は嫌われる。

若いうちはいいんです。

男性美容師の行く末。。。おじさん美容師が嫌われるのは、ただ何となくやってきた感があって、美容師としてそこそこ何でもできるけど、秀でるものがない。というのがお客様にも伝わるから。

タバコ臭いとか、漂う加齢臭・・・生活に疲れた感・・・覇気がない・・・愛想笑い・・・

と、男性美容師が何となく年を取ると危険がいっぱいなのです。

そういったことを回避すべく若い男性美容師が心がけること。

  • 一芸に秀でる。
  • 女子の気持ち、女性心理について徹底的に学ぶ。
  • 「タダ者ではない。」感を身にまとう。

イヤじゃないおじさんの代表、芸能界ではいろいろいるけれど、例えば高田純次さんとか。

見た目が洗練されすぎてるわけでもないし、かっこいい系のタイプでもないけどタダ者ではない感を感じますね~

一芸に秀でるのと、流行に敏感になることも大事ですが、年を重ねると無意識に、今までの流行を引きずってしまうこともあるので要注意です。

昔と今の融合したありえないバランスのスタイルを作るようになったらおしまいです。。。

いつも新鮮な風を取り入れることのできる脳でいましょう。

現状維持。

特別違和感も抱かず、仕事に邁進する人も、もちろん多くいるでしょう。

現状維持して美容師を続けた場合。

  • 管理職。
  • スタイリストのまま。

管理職とは、店長であるとか、主任、副主任、マネージャーなど、役職名がついて給料に管理職手当がつく感じのことですね。

金額は店によって違うと思いますが、関東圏内にチェーン展開する美容室で、店長をしていた頃のワタシの場合で、

確か10,000円位でした。

どちらにしてもサロンに立ち続け、同じように仕事もこなし、アシスタント教育もあり、忙しいですよね。。。

スタイリストのままだと、管理職の仕事は増えず、仕事には集中できるのかもしれません。

同業種へ転職。

美容師の仕事の、労働に対する対価や、休日、勤務時間について疑問を抱いたり。男性美容師は特に、結婚して家族を養えないと判断した場合、

転職していく人も出てきます。

  • 他店へ(ヘッドハンティング)
  • 1000円カット
  • メンズエステ

●他店へヘッドハンティングなんてあるの?と、思われそうですが、「スカウト会社」を通して突然声がかかり、引き抜かれていく、ということも実際あるようです。これは、「サーチ型」と呼ばれるもの。

他に自分で転職支援サービスに登録して美容室が求める人材として選ばれる方法も。

●1000円カットは、短い時間でたくさんの仕事をこなす薄利多売のビジネスモデルです。ワタシも経験していますが、稼ぐことはできます。個人オーナー経営と、大手(QBハウスなど)で、待遇や客層も変わってくるので事前リサーチの徹底をおススメします。

●メンズエステは、「脱毛技能士」という資格を取り、メンズ脱毛サロンで仕事をしていくというもの。もちろん未経験で転職できるが、「脱毛士」という資格を働きながらでも取っておけば、美容師の資格と共にさらに良いと思われます。

メンズエステ、メンズ脱毛のニーズは増加傾向にあるので、将来性は明るいようです。男性による男性のための脱毛サロンも多くありますよ。

異業種へ転職。

異業種というと多岐にわたりすぎるのですが、最近では以下の業種が特に多いようです。

  • 美容メーカー、ディーラー
  • IT業界

●美容メーカーとは、自社の商品の説明やプレゼンをして成約させたり、美容室の営業後に新商品のセミナーを開催をします。

美容ディーラーは様々なメーカーから仕入れた商品を、宣伝、提案して美容室に卸す仕事ですね。

どちらも美容師さんが仕事の相手になるので、美容師経験は大きくプラスになりそうです。

ただ、これだけネット社会になり、直接仕入れが出来る以上、間に挟む感のあるディーラー業界に関しては今後縮小、衰退の可能性がありますよね。

●IT業界は、プログラミングやwebデザインなど、独学で学ぶことも可能だし、どちらかというとそういった系が好きであれば、スキルを身につけフリーランスとして仕事を受注することも可能ですよね。本気で取り組めば、いかようにも生きていかれる世界でしょう。

独立開業。

いつかは独立開業。

そんな夢を抱き、美容師さんになったあなたは今がその時かもしれません。

  • 全国の美容室の数。25万1140店。2019年3月発表。
  • 前年より3562店増。
  • 理容業も昨今は美容と変わらない業態になっているため、合わせると37万0193店。
  • 飲食産業に次ぐ巨大産業。

出典・厚生労働省

男性美容師40代以降の稼ぎ方5選。【真実】可能性は無限大。

美容師年収1000万は夢じゃない話。【個性が大事】

とは言え、このデータから、何のコンセプトもなく何となく開業しても埋もれてしまうのは目に見えてますよね。

・どこでやるか

・誰とやるか

・いくらでやるか

考えること、決めること、行動することがたくさんありすぎますが、美容師としての挑戦は、なるべく若いうちに。。。

まとめです。

  • 男性美容師は行く末を考え、転職する人も多い。
  • 年齢がいくと、需要が無くなる。
  • 「タダ者ではない」感をまとうおじさんになれ!
  • 一生現場に立つなら、一芸に秀でる。
  • 女子の気持ちをとことん理解する。
  • 普通で行くなら、同業種、異業種への転職。
  • 独立開業。ただし埋もれない発想で開業を!!

男性美容師は、年を取ると嫌われる傾向にあるのは悲しいけど事実です。ただ、年を重ねただけではだめなのです。

どんなふうになっていきたいか、日々妄想しながら今日も頑張ってまいりましょう!

コメント

  1. […] 男性美容師の考えられる行く末と、若いうちから考えておく大事なこと。 […]

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