【美容師を辞めたい】自分の本心を確認しつつ退職のマナーを知ろう。

サロン勤務さん
サロン勤務さん

憧れて、なりたかった美容師になったけど、

最近つらいと思うことが増えてきた。。。

もう、美容師やめたい。休みたい。。。

美容師の仕事は、表向き華やかで、カッコよくオシャレなイメージの仕事ながら、実はハードな体力仕事とはよく言いますよね?体の蓄積された疲れは、少しづつ心にも疲れをためてしまうものです。。。

  • もう、美容師の仕事が楽しくない。
  • 心も体も疲れ切ってる。
  • 少し休みたい。
  • 美容師、辞めたい。。。
  • どう辞めようか?
  • 辞め方は?

営業時間の長さに、サービス残業。休日も少なく、連休は取りにくい。給料だって、国家資格の仕事の中では、最低ライン。。。

改善の兆しを見せるサロンもあるのでしょうが、いまだにつらい思いをしている美容師さんは少なくないのかもしれません。

この記事では、美容師さんが辞めたいと思うとき、知っておきたい辞め方のマナー、無理をせず、心の病に気を付けつつ退職活動をしていく方法を解説していきます。

そんなワタシは、美容師歴約30年。過酷な仕事の毎日に、左手を壊しカットから引退しました。

今から思えば、先に心が疲弊していて、体の故障につながった感じ。そんな経験からお話ししていきたいと思います。

では、いってみましょ。

美容師を辞めたいと思う。。。自分の本心を確認しよう。

美容師を辞めたいと思うとき。

まずは、自分の本心を覗いてみましょう。

美容師を辞めたいと思うときって、以下の3つが当てはまる方多いんじゃないでしょうか?

休みが少ない。連休が取れない。

土日祝の休みは取れないのが基本。月に6休って少なすぎて、仕事以外何もできない。

ひどいと土日に多い冠婚葬祭にも出席できないとかあるみたいですよね。

美容師の仕事って、体力仕事の面も多くて、休日は半日寝て過ごしちゃう方も多いんじゃないですかね?私も結婚前は完全にそのタイプで、ロングスリーパーには、美容師の仕事はキツイな。。。って思ってました。

その上接客業って、精神的にも結構疲れますよね。お客様の様子を気にしつつ、気を使いつつ、仕事を進めていくんですから。

美容師の休日は、完全週休2日制でないと、体力持ちません!!

休憩時間が取れない。お昼ご飯食べさせてくれない。

12時もとっくに過ぎてお腹空いた。。。このお客さまが終わったら、お昼ごはん食べれる❗と思ってたのに、次のお客さまが来て、「お願いしま~す!」って言われてしまった。

今日もお昼ご飯抜き。。。

切実ですよね~。美容師さんて、夜も結構仕事終わりが遅くて夕ご飯も遅かったりしませんか?そうすると必然的に、朝って食欲無いですよね。朝食なんて食べたくないんです。で、次第にお腹空いてくるのがお昼頃。。。

ぐーぐー鳴ってる腹の虫。食べたいけど、食べられない。

体力持ちませんよ。

午前と午後の切り替わりにリフレッシュ!お昼休憩くらい、取りたいですよね!

給料が安い。ボーナスが無い。

一般企業に務める友達と比べると、やっぱり少ない。。。ボーナスもない。。。

お金の悩みは現実的に厳しいですよね。実家暮らし以外、生きていけません。せめてボーナスがバーンっ!と出る業界であれば、そこを楽しみに頑張っていけるのに、それが不可能な悲しい業界なんですね。

お給料を上げるなら、普通のサロンで、普通に勤めていても多分難しいです。

何か特化した美容師さんになって、高単価を実現するか?

もしくは、1000円カット業界に飛び込むか?

そして、美容師を辞めるか?

休みも少なく、仕事時間も長く、お昼抜きで休憩時間もない。そのうえストレス発散のためにパーッと使えるお金もない。。。

帰った。寝た。朝。。。帰った。寝た。朝。。。この繰り返しで、何が起こると思いますか?

それは、「思考停止。」

目の前に次々と現れることを必死でこなし続けていると、次第に自分で考えて意思決定をする、ということを忘れてしまうんですよね。やらなくちゃいけないことに飲み込まれて、自分を失っていく感覚。

美容師辞めたい。。。は、そんな自分の疲れ切った心からの叫びなのかも。

知っておきたい。辞め方のマナー

いろいろ考えて辞める決定をしたあなたが、次にやることは、やめる意思を伝えること。なんだかドキドキしますよね。驚かれたり、嘆かれたり、引き止められたり、逆ギレされたり?

でも、大丈夫です。きちんと辞め方のマナーを守れば、怖い事なんてないんですから。

退職はいつまでに言えばいいのか?

一般的には1ヶ月前に伝えるのが常識とされています。

でも調べてみると、2週間前までに伝えれば、退職できるとあります。

厚生労働省仕事を辞める時

とはいえ、美容室はスタッフ不足のことも多く、自分が抜けたらサロンが回らなくなるなど、ある程度予想できる場合は、やっぱり残される人のことを考えて、1ヶ月の猶予をもって退職の意向を伝えるのが良いでしょう。

一番マズイのは、「バックレ」です。バックレとは、ある日突然辞めてしまうこと。急に出勤してこなくなること。連絡がつかなくなること。

美容室業界は多いです。

それだけ過酷な仕事環境で、悩みを打ち明ける時間や余裕もない、ということなのかもですね。。。

  • 辞めたいことを伝えてから、実際に辞めるのは1ヶ月先と思っておく。
  • 1ヶ月の間に次の就職先を決定しておく。
  • 1ヶ月の間に、スタッフ、オーナー、お客さまに感謝をもって、サヨナラの準備をする。

退職の伝え方とタイミングは?

どう言ったらいいかは、悩むところです。

特にお世話になったとか、スタイリストに育ててもらった、とかだと、裏切るような気持ちになってしまうかもしれません。

せめて、退職時期が繁忙期に当たらないように気を配ると少し気は楽ですね。

繁忙期とは、3月、4月の卒業、入学式の頃。12月の一年の終わりも忙しくなるのが、美容室の一般的な繁忙期に当たります。

その辺の時期を避けたうえで退職の意向を伝えましょう。

  • 時期に気を付けて退職の意向を伝える。
  • 伝える相手は個人サロンであればオーナー。マネージャーや店長が間にいれば、直属の上司。
  • 「○○月○○日で辞めます。」のような断定口調は避ける。
  • 「○○月○○日で、辞めようと思っているんですが。。。」と、相談口調で伝えるのが無難。
  • 伝える時間は、あさイチより、仕事終わりのほうが、相手もリラックスしていて話を受け入れてくれやすい。

退職理由は本当のことを言ったほうがいいのか?

休みが少なく、休憩時間もなく、お昼ご飯も満足に食べられない。体力的にキツイ、といったことならば、声を大にして本当のことを言いましょう。それは、美容業界の変えていかないといけない側面だと思うし、現場の声は大事ですから。

ただし、先に待遇のいい就職先を見つけてしまっていて、そこへ行くのが目的での退職の場合は、確実に辞められないと困るわけなので注意が必要です。

法的には退職を申し出てから、2週間で辞められますが、できるだけ揉めたくはないですよね。。。心穏やかに次の職場へといくためには、納得してもらえる理由を作り出す必要があるかもしれません。

  • 基本的に退職の理由は、本当のことを言おう。
  • オーナーや、上司の性格、店の状況(スタッフ不足が危険レベル)、転職先が決まっている。等によっては、大げさな理由がいる場合も。
  • スタッフの退職を、次の場所への喜ばしい羽ばたきと捉えてくれるオーナー、店長は、なかなか(絶対に)いないので、ウソも方便と考えよう。

美容師辞めたい理由について詳しくはこちらの記事を!

とはいえ、無理をするのは厳禁。心の病につながるかも。

「美容師、辞めたい。。。」と、自分の本音を感じて、この記事にたどりついてくれたあなたなら大丈夫だと思うのですが、なかには、中々自分の本音に気付けなくて、心を病んでしまう方もいます。

私もそういった経験があって、仕事をしていても、来てくれるお客様に感謝の気持ちがわかなくて、内心ずっと「なんで来るの?」と思いながら仕事をしていた時期が。

その後、左手がブルブル震えるようになり、カットできなくなっちゃったんです。

こんな風に、体にまで影響してくることってあるんですよ。

ワタシの場合は、もう美容師歴も長くて、技術的なことはすべてやりつくしたので、カットからの引退はすんなりでした。今はそれ以外の仕事と、サロンの経営的なお手伝いや、バックアップをさせてもらっていますが、

もし若い人が、無理をし続けて体にまで影響が出たら、大変だと思うのです。

美容師を志し、ここまで乗り越えてきたあなたは、美容業界の「宝」だと思うから。

だから。無理は禁物。

美容師は無理をしがちな環境での仕事になりやすいです。

「美容師辞めたい。。。」と思ったら、まずは立ち止まって、美容師そのものを辞めるのか、サロンを転職先として考えるのか、とりあえず休むのか、考えてみましょうね。

まとめです。

  • 美容師辞めたいと思ったら、自分の本音をきいてみよう。
  • 思考停止してないか?心の叫びに気付こう。
  • 辞めると決めたなら、1ヶ月後に退職するつもりで伝えよう。
  • 伝え方は、断定口調だとケンカに発展しちゃうかも?穏やかに相談口調で。
  • 辞めたい本音は、吐き出してもいい。ただしサロンの状況や、上司の性格、自分の先のことによっては「ウソも方便」と心得るべし。
  • 忙しさにまくしたてられ続けて、心は大丈夫??体に影響が出る前に立ち止まろう。

辞めることを伝えるのは勇気がいるけれど、決めたことなら自分のために一歩踏み出そう。

コメント

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