美容師問題。スタイリストになれない理由とは?

アシスタントくん
アシスタントくん

アシスタントになってもう5年以上。。。

これって長すぎない?

スタイリストになれないのは、練習不足?才能がない?

どうしたらスタイリストになれるのかな?

美容師の修行時代長いですよね。。。2年も専門学校で学んで、国家資格も取って、5年以上アシスタント。。。

自分は才能がないと思っちゃいますが、実は、長いアシスタント時代に悩む方はたくさんいます。

なぜなら、美容室の業界の仕組みが、他業種よりも昔ながらの師弟制度のような感覚が残っていて、

アシスタントの運命を握るのは教える側のスタイリスト、、、だったりするからなんです。

この記事では、アシスタントが、スタイリストになりにくい理由、他店に移った場合のキャリアの引継ぎ、スタイリストになるためにはどうしたらいいか?について解説していきます。

この記事を読めば、自分がスタイリストになるための行動が具体的にわかります。

このブログの管理人は、「オモロオンナ」です。

  • 美容師歴約30年。
  • 高単価サロンから1000円カットまで、幅広く経験。
  • スタッフのメンタルケア担当になった経験も。
  • 長年の美容業界を見てきました。
  • 現役美容師さんを応援したい。
  • 取っ散らかるクセ毛が悩み。

ではいってみよう!

アシスタントを育てる美容業界の現実を知ろう。

人手不足

美容室を運営していくには、スタイリストと、サポートするアシスタントが柱になりますね。

すべてマンツーマンでお客様にあたるところもありますが、昔ながらの師弟制度のようなものが残っている美容室業界では、

アシスタントを迎い入れて、教育し、スタイリストに育てていくところがほとんどで、営業も接客を学ぶ場所でもあったりします。

ところが、美容師は離職率も高い職業で、スタッフが急に退職し、人手が足りず、営業に支障がでることも。

そんな時、スタイリストとアシスタントのバランスを取ろうと、アシスタントのテストが急に難しくなることが、実際あります。

要するに、わざと落とす、、、ということ。

本来ならば、Jrスタイリストに昇格なのに、今スタッフ足りないから。。。もう少しアシスタントやっててね。

ということ。

ワタシも以前いたサロンで実際にそんな話を聞いたことがあります。

教える側の技術不足、迷い。

的確な教育マニュアルがないと、スタイリストにより教えることがまちまちで、結局アシスタントが迷うことになり、そこから進めることが難しくなります。

以前いたサロンでは、アシスタント教育を担当するマネージャー以外にも、「練習会!来れるスタイリスト皆来て!!」といった軽いノリでした。

すべてがそうであるとは言いませんし、それが悪いことではなく、目的に沿ったことである場合もあると思いますが、感覚でしか教えられない美容室もあるのが現実ですね。。。

アシスタント側の問題として。

わからないことをそのままにしてないか?

あいまいな理解の仕方ではないか?

練習や勉強をしていて、ふっと沸いた疑問を言葉にして質問ができますか?

言語化できないとしたらそれは、理解できていないことなのかも。。。

アシスタントのまま他店に移ってもまたアシスタントから。

アシスタントのキャリアは考慮されますが、一つ一つ確認されます。そのお店によってレベルがあるので、チェックに合格しなければその時点からの教育、ということになりますね。

そのことに関しては、例え自分が出来ること、自信があること、任されていたことであっても、転職先の美容室で「まだまだ」の判定が出たのなら、素直に受け入れましょう。

逆に、レベルの高い美容室に入った証にもなるので、ここは新たに頑張る時です!

スタイリストになるためには、アシスタントを育てる体力のある店で。

美容室を取り巻く現状は、美容室(競合店)の増加、客数の減少、低価格化、などが進み、離職率も高い厳しい状況です。。。

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それでも、髪の悩みやヘアスタイルについて、高価格帯の料金を支払う方も必ずいるんです。

ワタシ自身は、いわゆる平均的な美容室で学び、平均的なサロンで美容師をやってきました。

今は逆に、平均ではのちのち苦労します。

アシスタントのうちから、美容のどの分野に進んでいくのかを決め、どこのサロンのどの美容師さんに教えを仰ぐのか、自分で決めていくことが大事です。

長いアシスタント時代には、理由があるはず。

それは、自分の努力不足なのか?それとも所属している店が原因なのか?

しっかり見極めましょう!

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まとめです。

スタイリストになれない理由。

  • 店側の事情に振り回されている。
  • 店側の事情は、厳しい業界のせいでもある。
  • でもそんなのは考慮する必要なし。
  • 練習していてちゃんと理解してるか、自分を振り返ることも必要。
  • アシスタント経験は引き継げない覚悟で、レベルの高い美容室で己を磨こう。
  • なんとなくスタイリストになっても幸せになれない時代。練習に励みつつ自分の将来を見据えよう。

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